The ONE

そしてそして、グローブ座で行われた平田さん出演の音楽朗読劇「The ONE」であります！SOUND THEATRE主催の音楽朗読劇は「THANATOS」に続いて2回目ですが、今回も普通の朗読劇とは一味違う素敵な世界を見せていただきました！



前回はロンドンが舞台でしたが、今回は日本の時代もの！明治8年、廃刀令が施行され地上からサムライが消えようとしている時代。北海道・函館五稜郭（土方歳三が戦士した要塞）で「新撰組の亡霊が現れる」という噂が流れ、かつて新撰組三番隊隊長であった斉藤一に、秘密裏で処理するよう白羽の矢が立った・・・・・というお話。
出演者は平田さんの他に、ミュージカル俳優の藤岡正明さん、沢城みゆきさん。平田さんは、かつて海援隊に加わり坂本竜馬と行動を共にしていた陸奥宗光と、新撰組・土方歳三の二役です。軽口をたたきながらも食えない男・陸奥と、漢気溢れるチャキチャキの土方の両方が楽しめてお得だったぁー！今日の平田さんもロングジャケットを羽織ったクラシックスタイルで、素敵でござーましたよ！（うはぁｖ）

物語の核が新撰組っつーことで、どうもビジュアルが銀魂のそれらに変換されましてねぇ。近藤さんの話が出るたびに愛しいゴリラがぽわわんと浮かんで困った！（笑）まじめなお話なのに！どうせなら近藤さん役の方もいてくれたら嬉しかったのにと思いました。会いたいよ局長ぉーーー！（愛）
斉藤一、陸奥宗光、沖田総司の姉・みつの三人を中心に物語は進みます。心のカケラを幕末に置いてきてしまった三人の、再生と新たな出発の物語。過去を忘れることと、未来へ進むことはイコールではないのだと最後に気付く斉藤。泣けましたね。やっぱり新撰組は、題材的にドラマチックよねぇ～！
平田さん演じる陸奥のラストのセリフ、「ハハハハ（軽やかな笑い声）・・・・・はい！（素敵な笑顔で明朗に）」は良かったね！憑いていた亡霊がスウッと体から抜けたような、そんな平田さんの晴々しい笑顔がとても爽やかだったーｖｖ
でも、一番のお気に入りのセリフは、「素手で矢をつかんだよこの人ー！」（斉藤が飛んできた矢をパシッとつかんだ時）のスットンキョーな平田さんですけどね！かんわいかったぁああああ！あと、平田さんが「虎徹（近藤さんの刀）」って言うとトキメキますねん。（笑）

それと、今回はリボーンの獄寺の声でおなじみ市瀬秀和さんが真剣を使って殺陣を見せてくれたのですが、少々扱いが勿体なかったような。どうせなら人間相手の殺陣を見せてほしかったような。それはスペース的にキビシイか、やっぱ？
あと、音楽朗読劇ということでわかってはいるんですが、朗読の最中もバックで生演奏。このフラメンコが正直ちょっとうるさ・・・・・げふんごふん！（爆）平田さんのセリフが聞き取れなかったじゃん！ってところがあったので、もう少し音量を抑えていただけると助かるんだけどぉー。
や、でも、素敵な物語を綴っていただいて、今回も満足でございます。ラスト、舞台上に舞う桜の花びらと、それを見上げるキャストの皆さんの晴々としたお顔がとても美しかったでごじゃります！ありがとうございました！（礼）



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