テラフォーマーズ

ヤンジャン連載の漫画の話が続きますが。最近人様に勧められることが多く、ついに「テラフォーマーズ」を全巻買いました！（現在5巻まで）
原作・貴家 悠、作画・橘 賢一の、火星に適応したヒト型ゴキブリと人類の戦いを描いた漫画でございます。

玄関あけたら2分でゴキブリだよ、ぎゃああああああああ！！！このゴキブリ達めっさ強いんです、今のところ人類が全く勝てる気しません。そして「じょうじ　じょうじょう　じじょう」と鳴きます、キモイです。（笑）
でも対峙する人類側も負けてはいません。強化手術を受け、虫のDNAを発現させることで昆虫並みのパワーや特殊な能力を発揮できるのです。つまり、仮面ライダーのような改造人間です。最強の蟻パラポネラとかサバクトビバッタとか、日本原産オオスズメバチとか！そのバリエーションも豊かで楽しい！
わたし小さい頃はいつも昆虫図鑑を眺めてるような虫オタだったので（虫いーっぱい飼ってた！）、この展開はかなり胸アツです！昆虫図鑑漫画のようです、めっさテンション上がります！まあ昆虫限定だったのは初期だけで、最近ではカニとか鳥とか植物とか全生物が改造の対象になってますが。

しかしこの漫画、いつ誰が死ぬかわからないから、感情移入するのがこわい～！つか、キャラ掘り下げる前にゴキに瞬殺されてっからね。キャラを深く知る余裕もない。（笑）でも、かっちょいいキャラいっぱいです！
5巻の優しく哀しく強い雷神（手術ベース：デンキウナギ）、アドルフさんなんてちょーうカッコ良かったよおおおおおおお！！！（涙）まじアドルフさんかっけえ、痺れる濡れる！傷つく部下を護るためアドルフ無双と化すシーンは、テラフォーマーズ随一の見せ場だ。あのドイツ男の止まらないカッコ良さ、どうにかしてくれーーー！！！
しかしだな・・・・・無常にも・・・・・アドルフさん・・・・・。（無言）つーか、アドルフの嫁がひでェ。旦那が火星で命張ってるっつーのに、自分は他の男と浮気とか。あの女死んでほしい！不幸な境遇の上に嫁を寝とられるなんて、つくづく可哀想なアドルフさん。
愛妻家で、キャラ図鑑の「好きな食べもの：嫁の作ったカレー」ってのがまた泣ける。くすん。でも、ドイツ班の絆、家族のような愛情と信頼に、アドルフさんは最後に救われたと思いたい！（敬礼）

と、アドルフさんのことばっか言ってますが、一番好きなのは小町小吉艦長だったりします。頼れるオオスズメバチ！小町艦長には死んでもらいたくないよぉ！
2巻以降の主人公・燈も良いね！主人公が蛾（オオミノガ）というのはなんだか新鮮だ。今後も糸を使った工夫ある戦闘を見せてくれそうで楽しみ。アシダカグモのマルコスや、タスマニアン・キング・クラブのアシモフ隊長もカッコ良くってよ！
いやしかし、あまりキャラに特別な感情を持たないようにしなくてはー。いつゴキブリに瞬殺されるかわからないのだから。（爆）

どうやらこの漫画、敵がゴキブリということもあって、読者の男女比が8：2らしいですね。（笑）女性2割ってどゆこと！？
ウチの旦那も激しくGが嫌いなので（Gを発見すると家の外に逃げて行く人である）読めないと言ってるけども、ヒト型なのでゴキブリと認識しなければ平気だと思うし（たぶん）、それ以上の興奮がある漫画なので是非読んでもらいたーい！面白いよ！