ラヴ・レターズ

今日はパルコ劇場まで行ってきましたー！平田さんと内田春菊さん出演の「ラヴ・レターズ」を観てきたよ！
A.R.ガーニー作の「ラヴ・レターズ」は、1989年にニューヨークで初演された、男女二名がお互いに送った手紙を読み上げるだけのシンプルな朗読劇。パルコ劇場でも1990年に幕を開け、それ以来、年齢も個性も異なった様々なカップルが読み続けている歴史あ～る舞台です。以前から1度は観てみたいと思っていたのですよ！

【ストーリー】
幼馴染みのアンディとメリッサ。彼らは思春期を迎えてお互いを一番近い異性として意識しはじめる。しかし同時に、自分たちが友だち以上の関係にはなれないことにも気づき、二人はそれぞれまったく別の道へと進んでいく。互いに別の人間と結婚した二人だったが、ふとしたきっかけで再会する。（wikiより）

8歳の幼年期からほぼ50年、二人が交わす手紙は時に楽しく時に優しく、時に痛みを伴い・・・・・最後の一通、平田アンディが綴ったメリッサへの積年の情愛の手紙が泣けたよぉ～！肩を震わせながら台本を読む平田さんの声が、泣いていた。（涙）
芝居の構成としては、前半は幼年期から少年期。髪を下ろし気味にし、肩をすくめる仕草など、純真で幼い風情の平田さんがとってもかわゆかったです！8歳の声で「僕の恋人になってください！ｖｖ」には参ったぁー！降参だよおいら！サンジがチビナス化したような、天真爛漫さがまぶしいっ！（萌死）
後半になると青年・壮年期に入り、髪の毛を流し、すっかり一人立ちしたりりしい風情に早変わり！大人の男の渋い魅力たっぷりです。一人の人物の50年間、それを声だけで表現する平田さんの演技の幅に感動しました！つまり50年分の平田さんを楽しめたわけで、お得でござーましたよ！
内田春菊さんはどうなんじゃろね？と思ってたんですが、思いのほか良かったです！破天荒ゆえの脆さを持った、とてもチャーミングなメリッサだった。平田さんのアンディは実直で素朴な人柄が出ていたと思うが、演じる人によって違う顔が出てくるんだろうね。いろんなカップルのバージョンを聴きたくなるかも！
今回一番のお気に入りは、前述の「僕の恋人になってください！ｖｖ」と、メリッサとダンスを踊らなかった理由を聞かれ、「股間が・・・肉離れを起こしていたからです！」と高らかに宣言する平田少年でした。（笑）

もしかしたらアンディの手紙がメリッサを壊したのかもしれない。でもアンディの手紙がなければ、メリッサはもっと早くに壊れていたのかもしれない。
手紙というのは相手のことを想っていなければ書けない。それが他愛もない内容だとしても、「いつも自分のことを気にかけてくれる人がいる」、受け取る側はそれを実感できるだけで幸せだと思うのです。手紙って良いね。