バーン＝ジョーンズ展－装飾と象徴－

今月はゲイ術・・・・・じゃねえや芸術づいてるわたくし。「芸術の秋」などと言いますけど、わたし好みの展覧会って毎年6月に来ることが多いのです。「芸術の梅雨」、だね！

今日は旦那と三菱一号館美術館へ。「バーン＝ジョーンズ展－装飾と象徴－」を見に行ってきました！
エドワード・バーン＝ジョーンズは19世紀後半のイギリス美術を代表する画家で、ラファエル前派やウィリアム・モリスらと関わりの深い人物です。
そしてバーン＝ジョーンズといえば、聖書・神話・物語の世界。今回公開された「ペルセウス」や「ピグマリオン」の連作は涎モノです！大胆で迫力のある緊密な画面構成と精密な人物描写に圧倒されるばかり。
他のラファエル前派の画家と比べると、バーン＝ジョーンズの描く男性は端正で均整がとれていて美しいです。彼の作品では、女性より男性の方が好きですね。どの殿方もイケメンで、おいら目移りしちゃうー！（笑）
ペローの童話「眠り姫」を題材にした「いばら姫」も、美しさのあまりその場をしばらく動けなかった（動きたくなかった）ほどです！時が止まったひっそりとした静寂の美しさをしばし堪能ｖｖ彼の青みがかった彩色は美しいです。うっとりぃ～ｖｖ


連作「ペルセウス」

 
ジャガーは宗教画からシュルレアリスムから様々なジャンルの画集を集めて、一人ネクラに本をめくる美術オタクな青春時代を送った人なんですが（笑）、おそらく自分の趣向に一番影響を与えてくれたのは象徴派・ラファエル前派だと思います。なので、バーン＝ジョーンズの作品を一堂に観覧することができ、幸せな展覧会でしたー！大作も多く、見応えアリでしたよ！（大満足ｖ）
あと、三菱一号館美術館は初めて入ったのですが、小さいけれどなかなか味わいのある美術館。三菱が東京・丸の内に建設した初めての洋風事務所建築を、2009年に復元した建物だそうですよ。皆さまもぜひ一度足を運んでみてくだされ～♪