英国王のスピーチ

今日は旦那と「英国王のスピーチ」を観てきました！話題性抜群のわりには上映劇場が少ないせいか、めっちゃ混んでた・・・・・あっという間にチケなくなりましたです！
良かったですよぉ～！英国ならではの英国らしい映画。ハリウッド的な大きなスペクタルがあるわけではなく、小さな物語なんですが、ユーモアとウィットに富んだ英国風味がとても心地良いです。
吃音というコンプレックスを通じて、自分の内面を見つめ直していくジョージ6世が良いんです！コリン・ファースといえば出会いは英国美青年やおい映画「アナザー・カントリー」ですけど（懐かし！）、最近はいい役者になりましたよね。あと、ジョージ6世を支える奥さんの「ステキな吃音、幸せになれそう」ってセリフが素敵だなぁと思いましたｖｖ
セラピスト役のジェフリー・ラッシュも良いんだけど、脇を固める俳優陣が良いんだよねー！英国映画界の名優が勢揃い！お父さんのジョージ5世がマイケル・ガンボン（ハリポタの校長先生）でキャッキャしちゃったｖｖ
ジョージ6世に興味を持って調べてみたんですが、実際の彼もなかなか男気のある王様だったみたいです。いやあ、王室に生まれるってのも大変な運命だよね・・・・・ジャガーだったら逃げ出したくなる！あ、ウチの旦那は仕事でよく大勢の人の前でプレゼンするんですけど、そういう人はジェフリー・ラッシュの指導に共感するみたいですヨ。

折しも、明日はアカデミー賞授賞式！英国王は果たしてアカデミー獲るでしょうか？主演・助演男優賞は英国王の二人で文句なしだけど、作品賞は個人的には「インセプション」にあげたいですう！

ヒア アフター

基本ホラー、オカルト、SF、バイオレンスの類の映画が好きなジャガーですが、時に優しい気持ちになりたい時があります。今がちょうどそんな気分であります。（笑）というわけで、クリント・イーストウッド監督作品「ヒア アフター」を観てきましたー！
死に直面して迷う孤独な3人が、生きる希望を見出す物語です。冒頭こそ巨大な津波シーンで幕をあけますが、静かで穏やかな小さな奇跡の物語でした！臨死体験や霊能力など、スピリチュアルな題材を扱ってる割にはオカルト色はほとんどなく、ヒューマンな小品ドラマという感じ。大げさな演出もなくて、それが本当に良い！ラストは思わず微笑んでしまいます。ほんのり幸せな気分になれましたーｖｖ
3人のうちの一人が、亡くなった双子のお兄ちゃんに会いたいと願う男の子でね。その子が可愛くていじらしくて泣けますた！（涙）あーもう、子供はアカン。ショタ愛が発動して涙腺が崩壊してしまう。（発動やめい！）マット・デイモンはあまりタイプじゃないんですが、この映画の彼は良かったと思います！
 
クリント・イーストウッド監督作品は全部観てるわけじゃないんだけど、硫黄島でニノが大変お世話になってるので、あのおじいちゃん大好きです。（笑）やっぱり「ミリオンダラー・ベイビー」が好きですね。
ジャガーはロンドンのホテルで幽霊らしきものを見たんですが（何度も言ってますが）、それがちょうどこの映画に出てくる死者の描写にそっくりで・・・・・光の中で逆光みたいなシルエットで現れて、不思議と全く怖くなくて、「いるー」と思いながらすやすや眠ってしまった。やっぱりあれは、あっちの世界を覗いてしまった瞬間だったと思うのだ！

あしたのジョー 初日舞台挨拶

今日は雪降る中、早朝から「あしたのジョー」初日舞台挨拶へ行ってきました！6列目で良い席でしたよ～！誘ってくれたお母様ありがとごじゃいます。（感謝）
登壇者は、山P、伊勢谷友介、香川照之、香里奈、勝矢、曽利文彦監督という面々。「ボクシングファン歴30年」の香川さんをはじめ、皆さんのこの作品にかける情熱がすごくてですね。和気あいあいでとても熱い舞台挨拶でした！
山Pもカッコ良かったけど、どちらか選べと言われたらワタシ伊勢谷くんの方が好きでして。ベージュのスリーピーススーツ姿がカッコ良すぎるぅーーーーー！（卒倒）映画でも力石が白いスーツを着てるシーンがあるんだけど、ジャガーは白や麻のスーツが似合う人にめっさ弱い。（笑）それでいて気さくで明るくて素敵な人やった～ｖｖ
山Pはいつものクールなトーンだったけど、帰り際にもう一度マイクを持って「気をつけて帰ってね」と何度も頭を下げてくれて、ファン思いの姿勢に惚れたぜコノヤロー！（デレッ）

映画の方ですが。キャスト・スタッフの熱い思い、努力が感じられるかなり良い出来！漫画の実写化としては完成度高いと思います！
ジョーの打たれても打たれても立ち上がる時の、氷のように冷たいのに芯が熱く燃えたぎった目なんて、山Pにしかできない。きっと。丹下会長もパーフェクトぉ！香川さんの熱い情熱が、まんま丹下段平だった！西やドヤ街の子供たちも、原作から抜け出たみたいだーｖｖ
そして伊勢谷くんの力石があああああ！ホンモノの力石が立っとるよ、スクリーンに・・・・・ぶるぶる！（震）減量後の計量シーンなんて、お腹がベコーンとへこんで壮絶で痛々しいです。CGなのかと思ったら、本人が実際に減量したそうで。「CG代をいただいて、その分をダイエットにつぎこみました（笑）」って舞台挨拶で冗談言ってたけど、あの計量シーンの負のオーラは本物だったんすね。
ジョー大好きなんで話は勿論知ってますけど、知っててもラストはまじで泣けます。あの嬉しそうな力石の顔が・・・・・泣かす！（涙）男の友情、魂の熱いぶつかり合い、たまらんす！

エンディングの歌が宇多田だったのが残念かな。悪くはないけどもうちょっとあるでしょ、ジョーに似合うやつが！隣で観てたお母様は、「なんで尾藤イサオじゃないのよう！」って言ってたよ。（笑）

ノルウェイの森

遅ればせながらですが、今日は友達と「ノルウェイの森」を観てきましたー！あまりノリ気じゃなかったんですが、友達に引きずられるように。（苦笑）
でも、トラン・アン・ユン監督は大好きだし（「シクロ」大好きな映画です）、松ケンも好きだし、原作も学生の頃読んで感化されて涙したクチなので。

「良くも悪くもトラン・アン・ユン」という映画だったと思います！彼の映画だと思えば悪くはない。ブルーがかった画面やカメラワークや音楽など、彼らしくて好きなところはいっぱいある。でも「ノルウェイの森」としてはどうなのかしら・・・・・日本人が撮れば、日本人好みのわかりやすい映画になったろうに。突っ込みどころ満載なので、映画の後のノルウェイ談義は花が咲くこと間違いなしです！
原作未読の友達は「出てくる女みんな頭おかしい！」って大爆笑してたけど、いやぁ、あれじゃあ全員色狂いだよねー。（笑）やるやらない濡れる濡れないって、お前らそれだけか？それだけじゃないだろ！？って。原作より映画の方が、女性陣の激情を強く感じましたです。
ワタシ菊池凛子が元々好きくないんですが、彼女がホラーやったぁ～！（爆）あの泣き方がもうダメだ。凛子こわすぎる！（笑）直子とイメージが違うんですけども。もう少し若い人の方が良かった！あと、レイコさんのラストの酷い扱いはなんとかならんかったのか。あれではやりたいだけのおばさんだよー。
松ケンはすごく良かったです！寝顔の可愛さにキュンキュンしたｖｖワタナベの責任感に近い直子への愛情はよくわかる。でももしかしたらワタナベと直子が再び出会わなければ。ワタナベの責任感のようなものがより直子を追い詰めたのでは。では一体どうすれば良かったのか。などなど、考えさせられること多いです。

ネスト

『「サイン」、「ミスト」に続くスーパー・ナチュラル・ホラー！』という謳い文句にB級ホラーのかほりがして、以前から観たいな～と思っていた「ネスト」。（「サイン」「ミスト」はB級とは思ってないがｖｖ）今日は旦那と一緒に観に行ってきました～！
いちおう「ケビン・コスナーデビュー30周年記念作品」ということですが、久々ケビンはなぜ今この映画に出たのだろう？（爆）でもなかなか楽しめました！
親子愛にうるうるしながら、ラストに待つあの衝撃！ついお口あんぐり笑ってしまったジャガーだけど、たぶんそこで「ぎょえー！」って笑っちゃえるか、酷いと思うかで、この手の映画の好き嫌いが分かれると思います。ワタシはわりとそーゆうとこ楽しめる人なんで。（笑）でも真面目に観るととても深い話です。娘が自分の知らない間に大人になっていく、父親の動揺、寂しさ、切なさ。
ナニの造形は「ディセント」の地底人に似てます。あれほど凶暴な恐ろしさはないし、血みどろなグロさもないですが。もうちょっとエグくてもジャガーは良かったくらいだ！（え）緩めのホラーなので、現実の日常を離れてちょっと不思議な世界に入り込みたい気分の時におススメであります。
7歳の息子サムを演じたガトリン・グリフィスくんが愛らしかったなーｖｖやっぱ外人の男の子ってかわいい！

旦那に「君といるとくだらない映画が観れて楽しいなー。オレ一人だったら観てないもん。そもそもこんな映画やってること自体知らないもん！」てよく言われます。それは、誉められてるの・・・・・か？（笑）