ジャガーの日々の戯言。よろず日記。
惑星メランコリアが地球に異常接近し、「世界の終わり」という危機に直面した、ある姉妹の心の葛藤をめぐる物語であります。
前作の「アンチクライスト」があまりにも負のパワーを爆発させた作品だったので、今回も鬱になるやも・・・・・と思ってたんですが、陶酔感を伴うなんて美しい叙事詩なのかしら!トリアー監督やってくれるじゃないですか!
↓ネタバレに近いことを言うので気をつけてvv
「世界の終わり」と言っても、地球を救うヒーローもノアの箱舟も友好的な宇宙人も出てきません!そしてお涙頂戴の物語もない。そんな時人はどうすればよいのかという道しるべを与えてくれるわけでもない。静かに、淡々と、最期の時は訪れます。
でもね、とにかく う つ く し い ! 終末を描きながらも、作品全体が美しく優雅なたたずまいなのですよ。特に冒頭の10分近い超スローモーションのプロローグが詩的で美しいこと!そして全編を甘美に包み込むワーグナーの「トリスタンとイゾルテ」。巨大な惑星が衝突する圧巻のエンディングも、恐ろしいとは思ったけど、観終わった後に悲壮感はなく、なぜだろうなんだか安らぐ。(トリアー監督は「ある種のハッピーエンド」と言っている)
キルスティン・ダンストの、自らの結婚パーティで少しずつ壊れていく様には目が離せなかった。姉役のシャルロット・ゲンズブールも、「アンチクライスト」とは違う抑えた演技が良かった。姉の夫役のキーファー・サザーランドは・・・・・なんですかね、あの旦那!?男ってのは、「世界の終わり」を迎えるとああもヘタレになるもんなのですかね。大事な時に嫁と子供を残してなんて身勝手な。ヘタレにもほどがあるぞキーファー!ジャックはそんなところで諦めないんだから!(笑)
あとシャーロット・ランプリング(この人やっぱすげえvv)やジョン・ハート、ウド・キアー様など、脇を固める俳優陣も華やかで、見所がたくさんありましたvv
世界の終わりが訪れたら・・・・・わたしは旦那と一緒に死ねればいいや。でもキーファーみたいに旦那が先に自滅したらどうしよう、それだけは許せん!できることはないとしても最後までオレを守れ!(笑)
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わたしがラース・フォン・トリアーに出会ったのは「奇跡の海」で、わたしの人生における映画ベスト1?2?くらい。この監督は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が有名ですが、わたしはダントツで「奇跡の海」を挙げます!
「奇跡の海」は、純真な愛に自らの全てを捧げた善良な女の生と死を描いたラヴ・ストーリー。こう書くと綺麗なお話に聞こえるけども、そらもータイヘンです!主人公の痛々しいまでに無垢な魂に、鑑賞中ずっと心が痛くて苦しくて超号泣。(エミリー・ワトソンの演技によるところが大きい)映画館であんなに嗚咽しまくって泣いた映画はないです。
これも観る人を選ぶ映画なようで、友達の半分くらいは拒絶反応。(笑)現実的な思考をする女性には向かないようです。主人公が「ただの頭のおかしい女」にしか見えないらしい。(ぶっちゃけおかしいんですが/爆)反対に、「愛とは痛みを伴うものなのよ」なんて語りはじめるロマンチストさん(?)には受けがいい。
究極の愛がそこにあります。愛の形を模索してる方にはおススメの映画でござります!
セックスをしている最中に幼い息子を亡くし、深い悲しみと自責の念から精神を病んでいく妻と、それを治療しようと(過信)するセラピストの(ダメ)夫の物語。
ホラーではないんですけど、これがまた壮絶にこわい痛い!「肉欲を求める心と贖罪意識、おそろしきは女性の業」という話でありました。「ミザリー」風と言って良いだろうか。でも「ミザリー」より怖いよ!でもこれは旦那がダメだと思いました、愚か。観た後1日くらい鬱になったよ。シャルロット・ゲンズブールを見るとトラウマが蘇りそうだよ!(笑)
普通ぼかしが入ると文句を言いたくなるんだけど、この映画ほどぼかしがあって良かったと思える映画はなかったですわ。ぼかしが入ってても「ぎゃあああ~!(絶叫)」だったですよ!
好き嫌いが激しく別れる監督さんですが、すごい映画を作ってくれますよほんとに。
今日は以前から楽しみぃ~にしてたベルセルク三部作の一作目、「ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵」を旦那と観てきました!ベルセルク好きとしてはうずうず。
本当に素晴らしすぎましたっ!圧倒的な映像、重厚な音楽、目が離せないドラマ、突き抜ける青い空、戦闘シーンのむせかえるような砂埃、剣が交わる際の嫌悪感さえ覚える高音、光と闇、善と悪!映画を構成する要素、全てが素晴らしかった~!ベルセルクという漫画に愛を持って、素晴らしい映画を作ろうという心意気をビシバシ感じます。世界観をここまで再現してくれてありがとう!この映画に関わった全ての方にありがとうと言いたいよオレは!(大興奮)
まず、平沢進の主題歌がバックに流れるオープニングがめちゃカッコイイ!これだけであたいは血肉沸き踊ったよ!(歓喜)あのOPまた見たいわぁ~!思わず平沢進のシングル「Aria」を買ってしまったわ。TVアニメ放映時もそうですけど、平沢の音楽ってどうしてこうベルセルクにエクセレントマッチなのかしら!AIの歌うエンディングテーマも作品に合ってたと思います。
蝕までの流れを三部作でやってしまおうというので、物語は急ぎ足です。あのシーンがない、このシーンがない!とつい文句を言いたくなるけれど、わたしは問題ないと思ってる。彼等の壮絶な宿命を、あそこまでの圧倒的迫力で見せてもらえるんだぜ。ファンとしては嬉しいことだよ!ガッツの心の揺らぎは十分感じ取れたし。
惜しいところを言えば、TV版のキャストの方が良かったかもだなー。キャスカはみやむーの方が魅力的だった!グリフィスも森川の印象が強すぎて・・・・・。もちろん櫻井くんのグリフィスも良かったですよ!でも変態度で言うと森川の方がマッチしてたような。(笑)櫻井グリフィスは王子度が増してましたね、甘くなるvv
ガッツ役の岩永洋昭さんは結構良いと思う!声質が一護の森田っぽい?ガストンの矢尾さんも今後が楽しみです。個人的には、黄金時代篇はジュドーがイチオシなので、彼の声が梶裕貴くんなのが嬉しい~!(梶くんすっきーvv)
とにかくわたしは早く、第二部が見たい!頼むから一気に見せてくれぇーーーー!(懇願)第二部公開は6月ですって。うわぁ~半年近くもあるよ。
観ようか悩んでる人は、迷わず劇場に足を運んだ方がいい!圧倒されること間違いナシだから。漫画末読の人でも絶対楽しめると思うよ!(※ただし、今後の展開を考えるとグロ耐性をある程度持ってる人に限る/笑)
TVアニメも蝕までの放映だったので、正直わたしは今のベルセルクを映像で見たいなぁ!現在のガッツの仲間達も好きなんですよね~。動いてるセルピコたんやシールケたんが見たいです、お願いしまっす!
新宿バルト9にはベルセルクカフェがオープンしてたよ!でもガッツとグリフィスのコースターが完売(配布終了)してたので入りませんでしたー。くそうっコースター欲しかったぜ!
大富豪にすべてを奪われたビルの使用人たちが、チームを組んで財産を奪い返すミッションを描くアクションコメディ・エンターテインメントであります。
いやー楽しかったー!!「ミッション・インポッシブル」のトム様顔負けの高層ミッション。これまた違った意味で荒唐無稽。(笑)泥棒家業ド素人な彼らの奮闘にクスクス笑いっぱなし、ラストまでの展開がとっても小気味良い!庶民の悲哀にもホロリとさせられた。大作ではないけれど、万人におススメできる軽快ムービーです!
全てのキャラが個性的で、味があって良いんだよね!今回のベン・スティラーはコメディ俳優としての顔は抑え気味、責任感溢れるリーダーっぷりがかっこいい~!(惚)ラストのドヤ顔がやばいやばい!
そして助っ人の泥棒役のエディ・マーフィ様はさすがよ!笑わせてもらったわよ。てゆうか、途中までエディ・マーフィって気がつかなかったですごめんなさい。(笑)マシュー・ブロデリックのビジュアルが残念になってしまったことは悲しいが(キャラとしてはgood)、オデッサ役のガボレイ・シディベも良かったです。
いつも言ってる気がするが、ベン・スティラーは特別イケメンじゃないのに、何故こんなにトキメいてしまうのだろう。彼が出てるだけであったかい気分になるのよねーvvベン・スティラーの魅力がよくわからない人は、「ズーランダー」というおバカ映画をぜひ見てね!あんなに愛くるしいキメ顔をわたしはこれまで見たことがないvvvv
それにしても、そろそろわたしメガネを作らんとアカンわぁ~。あ、まだ老眼じゃないよ、ふつうに近視!普段の生活に全く不便はないんだけど、映画館の字幕が本気でピンチ!(涙目)目だけは良かった人なのに。ブーブー。
注目はギレルモ・デル・トロ製作・脚本てとこですね!デル・トロさんは「ミミック」以来好きなんですよねー!(はぁん、ユダの血統の擬態の造形美vv)ダークなヨーロピアンテイストを漂わす、独特の美意識を持った方です。今回は監督じゃないのが残念なんだけど。
この映画はそのデル・トロさんが長年映画化したかったという、73年のTVムービー「地下室の魔物」のリメイク。欧米に伝わる、子供の歯を抜いて食べる邪悪な妖精「トゥースフェアリー」をモチーフにしています。
古典的ホラーに仕上がっていて、いまどきの衝撃映像満載のホラーと比べれば怖くはなかったです!昔懐かしい怪奇映画の味わいがあって、ゴシックな雰囲気がとっても良いvvデル・トロ風味のこわ~いおとぎ話。
このトゥースフェアリー達はとっても小さいんです。一見したらネズミ、良く良く見ると小さなじいさん!(爆)滑稽なまでの邪悪さが愛らしくてたまらん!昔「グレムリン」ていう映画があったじゃないですかー。グレムリンを見た目小さなじいさんにして、もっともっと性質悪くした感じ。(笑)悪知恵ばっか働くんですよコイツら。大群で押し寄せられるとかなーりやっかいですが、憎めない愛らしさがあるのよー!vv
狙われる女の子のパパにガイ・ピアース、その恋人にトム様の奥さまケイティ・ホームズが出演しています。わたし、以前「ケネディ家の人々」を観てからケイティを好評価しています。奥さまけっこうやるじゃない!と。今回もなかなか良かったです~!というか、映画のストーリー自体も彼女が救いだしね。切なくて、ちょっと泣いたわ。(うるるっ)肝心の親は役に立たなすぎよー!
とりあえずこの映画を観て、サン誕のうさんじくん漫画はばっちしです!コレでいきます!(え)
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Profile
NAME:
ジャガー
HP:
新潟県出身東京都在住
9月22日生まれ B型
FAVORITE:
サンジ溺愛/ZS/嵐/ニノ激愛/
平田広明
COMIC:
ワンピース/H×H/ジョジョの奇妙な冒険/ジャンプ系全般
MUSIC:
洋楽/FRANZ FERDINAND/
SUEDE/WEEZER/
SUPER FURRY ANIMALS/
SEX PISTLES
OTHERS:
洋画/ホラー&SF
9月22日生まれ B型
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平田広明
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